ずれた感覚のままで

ヨーロッパから戻ってきてもう2週間になるが、一向に時差ボケが治らない。朝4時前には目が覚めて、夜8時にはもう眠たくなり布団に入る。ハナさんとのやりとりで「春眠」という単語が出てきたので唐の詩人孟浩然の「春暁」を思い出す。

「春暁」孟浩然 

春眠不覚暁
処処聞啼鳥
夜来風雨声
花落知多少

春眠暁を覚えず、
処処に啼鳥を聞く。
夜来風雨の声、
花落つること知んぬ多少ぞ。

孟浩然は40歳で科挙の受験を始めるがうまくいかず、一生ふらふらと各地を巡りながら死んだらしい。自分の身の上と重ねて、また物思いに耽る夜。せっかく朝早く起きているのだから、としばらく描いていないドローイングを再開してみようと思う。今日の一枚。

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