日本、韓国、香港 東アジア民衆芸術混交

香港のアートスペースWooferTenに今、版画家の廣川毅さんが訪問していて、オキュパイの光景を路上で版画にしているという投稿があったのでシェ ア。個人的には廣川さんは、東京の運動界隈で数回お会いしただけなのだけれども、今は韓国で民衆美術の系譜につらなる版画家、イ•ユニョプ氏のところで版 画を学んでいる。韓国で版画を学ぶ日本人の彼が、韓国の「民衆美術」の様式で香港オキュパイの光景を路上で版画にしているという光景に新しい東アジア民衆 美術の可能性を見る。アジア各都市の路上での、制度やシステムを介在しない直接/生の出会いの中においてこそ、民衆運動/芸術の混交的な創造性が生まれ る。アートで国際交流とか文化交流とか言うセリフはどこでも聞くけれど、本当に芸術や文化がアクチュアルな時代状況のただ中で出会い、相互に触発され、新しい様式が立ち上がる瞬間というものはそう多くない。それはその数少ない瞬間の一つだと思う。

 香港オキュパイの路上で版画を彫る

香港オキュパイの路上で版画を彫る

 韓国民衆美術の様式を思わせる版画。路上で皆が集まって議論をしている光景。

韓国民衆美術の様式を思わせる版画。路上で皆が集まって議論をしている光景。