<路上工芸>シリーズ 椅子編 01/"The Street Crafts" Chairs 01

ジョグジャカルタ、旧市街の路上で見つけた椅子たち。幅2メートルほどの道路にそって平屋が並ぶ。城壁の内側なので小さな箱庭みたいな居住空間が、王宮前広場を中心に格子状に広がっている。道は小さな庭や居間、洗濯物干場や遊び場、キッチンだったりする。そしてそこにはありあわせの素材をつぎはぎして作られた椅子やベンチが置かれている。広告バナーをカバーに使っていたり、2つの壊れた椅子を継ぎ足していたり。モノそのもの、というよりも限られた材料でどうにかやりくりしながら用を満たそうとしている人たちのアイデアと手の動きが椅子やベンチというオブジェに「行為の痕跡」として刻み込まれているように思う。