言う事を聞かない技術

レイバーネットより転載

英国で新しい左派政党、レフトユニティ創党

新しい労働者の階級政治予告を強調...来年3月、党代表団を結成

『レフトユニティ全国協力委員会のSalman Shaheenは「保守党は最も貧しい人々 との全面的な階級戦争を始めたが、労働党はこれに何もしていない」と創党の 理由を明らかにした。

彼らはまた「われわれは社会主義者だ。われわれの目標は資本主義を終わらせる ことだからだ。われわれはフェミニストだ。私たちの社会的展望はジェンダー に対する抑圧と排除のない社会に向かうからだ。われわれは生態主義者だ。 われわれはあらゆる形態の差別に反対する」とし、社会主義、女性、生態議題に 対する指向を明確にしている。』

英国で映画監督ケン•ローチらの呼びかけによって新しい左派政党が設立した。全面的な階級戦争は国内でも自民党の意図された強権政治によってこの数ヶ月で明確になってきたが、ヨーロッパでも同じ流れを組んでいる。そう、はっきり認識しなければならないことは今現在が「地球規模の階級戦争の時代」なのだということだ。ただし、放射能戦争下の極東の孤島に生きる僕たちは党的形態という集合ではなく、分離と分散、逃亡からスタートし、権力を下支えしているものからの離脱を自らの自律へと転化させていく実践が階級戦争を戦う基点なのではないか、と考えている。皆、人の言う事を聞きすぎる。人の言う事(誰かはっきりせずに、単に「人」や「みんな」で語られる言葉)とは、たいがいが統治権力によって産出され倫理、道徳の衣をまとってメディアや教育を介して流通しているイデオロギーでしかない(労働せよ、納税せよ、社会規範を守れ、等々)。だから、言う事を聞かないというのは、直接的に拒否するよりも効果的な技術だ(直接的な拒否は暴力で封じられる)。のらりくらり、だらだらしつつ、松本哉の「人の(権力の)いうことを聞かない技術」を草の根から広げていこう。